イマーシブ・オーディオのリファレンス音源を収録
GENELEC presents のイマーシブ・オーディオのリファレンス音源を、公開前にInterBEE 2019ステージにて特別プレビュー。本ステージには、その素晴らしいサウンドにつられてか、毎回黒山の人だかりができていました。
セミナー講演者は、録音芸術シーンを「ハイレゾ」「イマーシブ」という切り口で牽引する、世界的に著名なエンジニア Mick Sawaguchi氏。
氏が、2019年7月にフィンランド・ヘルシンキ郊外のシベリウス・ホールにて行なったレコーディングで使用した機材の紹介からマイキングの詳細まで、現場からのレポートを交えながら、正式公開前の貴重な音源を、録り下ろしの192kHz/24bitにて再生。再生システムは会場に組まれたGenelecのThe Onesシリーズで組まれた11.1ch(7.1.4)システム。
今もっとも注目されているイマーシブ オーディオの最前線・最先端を切り取った、本作品のプロデューサーとコントラバス(Cb)演奏は、GENELECの創業者である故イルポ・マルティカイネン氏さんの長男ユーホ・マルティカイネン氏が担当。その雄々しくも静粛な演奏と、シベリウスホールの響きを見事に捉えたその録音は多くのセミナー参加者の心を捉えました。
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Copyright (c) 2019 MI7 JAPAN Inc. , author by Mick Sawaguchi
登壇者
Mick沢口
沢口音楽工房 UNAMAS- Label 代表
Fellow member AES and ips
1971年千葉工業大学 電子工学科卒、同年 NHK入局。ドラマミキサーとして「芸術祭大賞」「放送文化基金賞」「IBC ノンブルドール賞」「バチカン希望賞」など受賞作を担当。1985年以降はサラウンド制作に取り組み海外からは「サラウンド将軍」と敬愛されている。2007年より高品質音楽制作のためのレーベル「UNAMAS レーベル」を立ち上げ、さらにサラウンド音楽ソフトを広めるべく「UNAMAS-HUG / J」を 2011年にスタートし 24bit/96kHz、24bit/192kHz での高品質音楽配信による制作および CD制作サービスを行う。2013年の第20回日本プロ音楽録音賞で初部門設置となったノンパッケージ部門 2CHで深町純『黎明』(UNAHQ-2003)が優秀賞を受賞。2015年には第22回日本プロ音楽録音賞・ハイレゾリューション部門マルチchサラウンドで『The Art of Fugue(フーガの技法)』が優秀賞を、続く第23回では、ハイレゾリューション部門マルチchサラウンドで『Death and the Maiden』が優秀賞を受賞。さらに第24回日本プロ音楽録音賞の前同部門において最優秀賞を受賞、第25回日本プロ音楽録音賞・ハイレゾリュージョン部門「クラシック、ジャズ、フュージョン」において最優秀賞・スタジオ賞を受賞。日本プロ音楽録音賞4年連続受賞の快挙を成し遂げる……ハイレゾ時代のソフト制作が如何にあるべきかを体現し、シーンを牽引しつづけている。
関連URL
GENELEC JAPAN : 「主観的イマーシブ」 Mick沢口氏×Genelecで挑んだレコーディングプロジェクト
GENELEC Japan Webサイトにて、本レコーディングプロジェクトについてのMick沢口氏、ユーホ・マルティカイネン氏へのインタビューが記されています。作品の購入もこちらから。
Mick沢口氏の録音技法を解説
2019年5月に開催された、弊社主催のイマーシブ・オーディオに関するワークショップ「Media Innovation Workshop Vol.2」。にて、登壇者のMick沢口氏の録音技法について詳しくご紹介されました。
詳細なマイキングを図説したスライドなどを、以下よりご覧頂けます。
InterBEE 2019
2019年11月13日~15日に幕張メッセで開催された、「InterBEE 2019(国際放送機器展)」に出展いたしました。
その他のワークショップ・レポートは以下よりご覧頂けます。