メディア・イノベーション・ワークショップ|オンライン


" 不可能だったことが、可能になる "

急速な変化が当たり前の世の中で、リアルな現場からの生きた情報を手に入れることは、ビジネス、ひいては業界全体の発展に必要不可欠となります。

メディア・イノベーション・ワークショップは、音楽/音響の分野において「最先端がもたらす変化」を提案し続けてきたエムアイセブングループが、国内外のトップエンジニア/アーティストと共に開催するセミナーです。

「音」の活用は、いまや音楽業界にとどまりません。建築、自動車、研究開発機関、教育現場などその活用方法は、「イマーシブ・オーディオ」というキーワードと共に、大きな変化と広がりを見せています。PAやSRといったステージでの演出、ライブ会場やコンサートホールの空気までをも離れた会場で再現する高臨場の配信、パブリックビューイング、ブランド・プレゼンテーションなど、その活用の可能性はまさに「無限」です。

この可能性を手に入れるためには、正しい知識とノウハウを持った「プロフェッショナル」が必ず必要となります。進化したテクノロジーを知り、それをどのようなアイデアで、どのように活用していくのか。そんな他では手に入らないノウハウを皆様と共有し、業界を活性化させることが本ワークショップの目的です。

2025年には大阪万博も控えるほか、さらなる配信ビジネスの盛り上がりを見せるいま。録音の原点となるマイクから、制作技術、プレゼン方法までを紹介する本ワークショップを通じ、現場で活躍する全ての方へ、ビジネスのヒントとなれば幸いです。

今回限りの貴重なセミナーを是非お見逃しなく!

*「メディア・イノベーション・ワークショップ」は、株式会社エムアイセブンジャパン法人営業部(MUSIC EcoSystems|BIZ)が、グループ会社のジェネレックジャパン、シンタックスジャパンと協力して運営しております。

MIW Online 2021プログラム一覧

VR作品『Clap』におけるイマーシブサウンドの実践

- Session 1 -
2021年10月29日(金)
17:00-18:30


VR作品「Clap」におけるイマーシブサウンドの実践

– 講演者 –
牛島正人(株式会社ソノロジックデザイン 代表取締役/サウンドデザイナー、Audiokinetic株式会社 プロダクトエキスパート)
蓮尾 美沙希(株式会社WOWOW)


ヴェネチア国際映画祭ノミネートVR作品『Clap』を通じて、第一線で活躍するサウンドデザイナーが実際の制作フローを紹介する貴重なセミナー。

VR/ゲームのサウンドは、一体どのようなワークフローでつくられているのか…?
作曲〜録音〜ミックス、そして音楽と効果音をどのように3D空間に実装するのか…?
ゲームエンジン「Unity」やオーディオミドルウェア「Wwise」は、どのように連携させているのか…?

普段なかなか見ることのできない、プロフェッショナルなVR/ゲームサウンド制作ワークフローを、基礎からわかりやすく紐解いてゆきます。

また、空間オーディオにおける「パンニング方式」にもDeep Diveいたします。

VBAPとAmbisonicsでは、パンニング効果にどのような違いがあるのか?
実際にバイノーラルでの3D音源再生でパンニングの違いを体験できる、この希少な機会をどうぞお見逃しなく!

立体音響でのエンターテイメントコンテンツ制作に興味のある方は、是非本セミナーを通じて最新の情報に触れていただければと思います。

アーカイブ
ドライビングシミュレーターの音響システム

-Session 2-
2021年12月10日(金)
17:00-18:30


ドライビングシミュレーターの音響システム
〜自動車産業で活躍する立体音響〜

– 講演者 –
久保 二朗(株式会社アコースティックフィールド)
松本 昭彦(コンポーザー/インタラクティブプログラマー)


企業の研究開発の現場では、どのように立体音響が活用されているのでしょうか? 無響室にたくさんのスピーカーを並べての騒音実験や、波面合成技術による音場の再現といったものが想像されますが、本セミナーでご紹介するのは、自動車産業で活躍する立体音響の事例となります。

現在、国内外の主要な自動車メーカーでは、様々な走行データを安全かつ効率的に収集するために、巨大なVRシステムとしての「ドライビングシミュレーター」を採用しています。

ドライビングシミュレーターとドライビングゲームの違いは?
ドライビングシミュレーターに必要な音響とはどういったものなのか?
そして、その音響を作るために必要な技術とは…?

などなど、普段なかなか触れることのできないドライビングシミュレーターのシステム構成から、どのようなテクノロジーが、どのように使われているのかという、他では滅多に聞くことのできない貴重なお話を、実際に数々の自動車会社のドライビングシミュレーターの音響を手がけてきた株式会社アコースティックフィールドの久保二朗氏、そしてコンポーザー/インタラクティブプログラマーの松本昭彦氏に詳しくお話を伺いたいとおもいます。

企業や教育機関の研究開発に携わる方はもちろん、エンターテインメントのコンテンツ制作やサウンドインスタレーションに携わる方まで、広く立体音響の制作に興味のある方全般が対象のセミナーとなります。是非このセミナーにて、最先端の音響技術に触れてください!

講演詳細

これまでのメディア・イノベーション・ワークショップ

2018年に「イマーシブ・オーディオ(没入型サラウンド)」をキーワードにスタートしたメディア・イノベーション・ワークショップ。初回のテーマは「Ambisonics」。オーストリア・グラーツ大学のダニエル・ルードリッヒ氏を迎え、アンビソニックス制作ツール ”IEM Plug-in Suite”のノウハウをご紹介頂きました。

第2回となる2019年は開催場所を東名阪に拡張。オーストリア放送協会のサウンドエンジニア、フローリアン・カメラー氏によるイマーシブセミナー、ハイレゾ・イマーシブ・レーベル「UNAMAS」代表の Mick沢口氏によるイマーシブ録音のノウハウ、そして江夏正晃氏によるハイレゾAmbisonics作品の制作秘話。豪華なゲストより3つのトピックを共有頂きました。

2020年には開始場所をオンラインに拡張。より多くの参加者と情報の共有を行うことができるように進化を遂げました。

2020年初回の講演は、グローバルに活躍する空間音響作家・及川潤耶氏によるソニックブランディング に関する講演でスタート。続く22.2マルチチャンネル音響システムのセミナーでは、発明開発者の濱﨑氏、東京藝術大学 亀川教授、WOWOWの入交氏、日本プロ音楽録音賞を受賞作品《Lenna》の細井氏と、その立体音響デザインを担当した(株)WOWOW 蓮尾氏の5名が集結。また、業界最高品質を目指した「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020」の ライブ配信に携わった5名によるノウハウのご紹介。そして、マイク/ヘッドフォンブランド「Austrian Audio」のCEO、マーティン・ザイドル氏がオーストリアよりリモート登壇、と大盛況のなか幕を閉じました。

過去のアーカイブは、すべて無料でご覧いただけます。ぜひ、メディア・イノベーション・ワークショップでビジネスのヒントを見つけてください!

ワークショップ・レポートの一覧