Genelec「Aural ID」とはなにか?:岡安 啓幸
Aural IDでのモニタリングがもたらすものは
「Aural ID(オーラル・アイディー)」とは ユーザーのパーソナルな頭部伝達関数(HRTF)情報をSOFA(AES69)というフォーマットでファイル化、ID化するサービスです。このファイルを利⽤することでヘッドフォンによるステレオ及びイマーシブ・コンテンツを正確にレンダリングすることが可能になるため、すでに多くの仮想現実(VR)とゲーム、オーディオのレンダリングエンジンでサポートされはじめています。
本ワークショップでは、Aural IDの概要からSOFAファイルの説明、実際の使用方法まで、DSPの専門家でありプログラマー/音楽家の岡安氏に解説いただきました。
岡安氏には、後日、InterBEEでのワークションップをベースに、SOFAファイルの特集記事を特別に執筆いただきました。是非ご一読ください。
登壇者
岡安 啓幸
音響作家/楽器デザイナー/プログラマー
国立音楽大学にてコンピュータ音楽、作曲を学ぶ。
自身の創作で培ったデジタル信号処理技術を活かして、これまでにインスタレーション作品のサウンドプログラミングやミュージシャンへの特注楽器製作、ライブ演出システム製作などを手がける。
2016年にPROGRESSIVE FOrMよりアルバム Shin Sasakubo & Akiyuki Okayasu「invisible flickers」をリリース。
https://scrapbox.io/
Aural ID
ヘッドフォン・モニタリングを再定義するソフトウェア・テクノロジー「Aural ID」。発表当時の文書をご覧頂けます。
InterBEE 2019
2019年11月13日~15日に幕張メッセで開催された、「InterBEE 2019(国際放送機器展)」に出展いたしました。
その他のワークショップ・レポートは以下よりご覧頂けます。