イマーシブオーディオ 、新しい芸術の可能性と未来

Session3
「Lenna」をはじめとする22.2ch音響作品制作を通じて

MI7グループ主催のセミナーイベント「Media Innovation Workshop | ONLINE」。第3回目は、22.2ch音響作品「Lenna」の制作に携わった豪華ゲスト5名によるトーク&プレゼンテーションです。

空間音響技術の可能性にいち早く着目し、発展を共にしてきた業界のリーダーたちと、” イマーシブオーディオ ” で着目される若手アーティストとエンジニアが一同に集結!

イマーシブオーディオの歴史から、制作技術、そして、22.2ch音響作品「Lenna」の作品紹介と制作手法、そして、教育現場での取り組みまで…イマーシブオーディオに興味のある方は必見のセミナーです!

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イマーシブオーディオ 、新しい芸術の可能性と未来
〜「Lenna」をはじめとする 22.2ch 音響作品制作を通じて〜

1980年代以降のサラウンドなど空間音響技術の可能性にいち早く着目し、発展を共にしてきた業界のリーダーたちと、「イマーシブオーディオ」で着目される若手アーティストとエンジニアが一同に集結!

22.2ch音響を軸に、イマーシブオーディオによる芸術作品制作などを題材として、イマーシブオーディオの芸術への応用、作品制作におけるコンセプトやノウハウ、制作技術からビジネスへの展開まで、ワークショップ形式で考えていくセミナーです。

今回の登壇者は、22.2マルチチャンネル音響システムの発明開発者であるARTSRIDGE LLC 濱﨑氏、3Dオーディオの収音・再生の研究に長年取り組んでいる東京藝術大学 亀川教授、(株)WOWOWにおいてイマーシブオーディオの普及活動に取り組む3Dオーディオ先駆者の入交氏。さらに、日本プロ音楽録音賞を受賞した 22.2ch 音響作品《Lenna》のアーティストである細井氏と、《Lenna》の立体音響デザインを担当した(株)WOWOW 蓮尾氏の5名です。

22.2ch音響とは何かという基礎知識を始め、イマーシブオーディオの制作において必要なノウハウやテクニック、録音〜制作のシステムや活用現場をご紹介。さらには、3Dオーディオ研究開発の最前線や将来のビジョンについて、この分野の制作者、研究者それぞれの立場から貴重なお話を伺います。

昨年リリースされた貴重な22.2chコンテンツ《Lenna》を制作したチームからは、芸術作品として高い評価を受ける本作品が、どのようなコンセプトで制作されたのか、また録音〜編集の様子をはじめ、実際の使用機材や3Dデザインのテクニックはどのような物であったのか、実際に作品の制作をゼロから作り上げた本人による、生きたレポートをお届けいたします。

2020年、2021年において、さらなる発展を遂げるであろうイマーシブオーディオは、どのような可能性を秘めるのでしょうか。ここでしか見られない豪華ゲストによるトーク&プレゼンテーションを是非お見逃しなく!

 

濱﨑公男濱﨑 公男
ARTSRIDGE LLC
1982年九州芸術工科大学大学院芸術工学研究科情報伝達専攻修了後、音楽録音制作、オーディオ・音響技術研究開発及び教育、オーディオ技術国際標準化などに従事し、サラウンド収音方式Hamasaki-Square、22.2マルチチャンネル音響システムなどを開発。近年はイマーシブオーディオの発展と普及に尽力。ARTSRIDGE LLC代表、株式会社 finalのChief Scientist、AES Broadcast & Online Delivery技術委員会議長、AES Recording Technology & Practices技術委員会副議長、AES技術評議会委員、AES標準化委員会委員、IEC TC 100ベルギー国委員、AESフェロー。
http://www.artsridge.com/

 

亀川徹亀川 徹
東京藝術大学 音楽環境創造科 教授
九州芸術工科大学音響設計学科卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。番組制作業務(音声)に従事し、N響コンサートなどの音楽番組を担当。2002年に東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科に就任し、音響、録音技術について研究指導をおこなう一方で、映画やゲーム音楽のサラウンド制作を手掛けている。現在は22.2マルチチャンネル音響など、3Dオーディオの収音・再生に関する研究をおこなっている。博士(芸術工学)。
http://mce.geidai.ac.jp/

 

入交英雄入交 英雄
株式会社WOWOW エグゼクティブ・クリエイター / 博士 (芸術工学)
1956年生まれ。1979年九州芸術工科大学音響設計学、1981年同大学院卒。2013年残響の研究で博士(芸術工学)を取得。1981年(株)毎日放送入社。映像技術部門、音声技術部門、ホール技術部門、ポスプロ部門、マスター部門を歴任した後、2017年より(株)WOWOWへ出向。2020年よりWOWOWエグゼクティブ・クリエイターに就任。1987年、放送業界初となる高校野球サラウンド放送のプロジェクトに関わる。2005年より放送のラウドネス問題研究とARIB委員、民放連委員を通じて規格化に尽力した。学生時代より録音活動を行い、特に4ch録音や空間音響について探求を重ね、現在では3Dオーディオ録音の技術開発と共に、精力的な制作や普及活動を行っている。また、個人的にも入間次朗の名前で音楽制作活動を行っており、花園高校ラグビーのオープニングテーマやPCゲームのロードス島戦記などを担当した。
https://corporate.wowow.co.jp/

 

細井美裕細井 美裕
Voice / Planning / Audio & Visual Produce
1993年生まれ、慶應義塾大学卒業。在学中からボイスプレイヤーとして楽曲、サウンドインスタレーションに参加。2019年 NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]無響室において22.2chで制作した「Lenna」の2ch版を発表、同作品を山口情報芸術センター[YCAM]では22.2chで展示し、同年「Lenna」を含むファーストアルバム「Orb」をリリース。YCAMにて細井美裕+石若駿+YCAM新作コンサートピース「Sound Mine」を、2020年Ars Electronica Festivalにて無響室と残響室を繋ぐ作品「Vocalise」を発表。
SHUREとMixcloudによるSHURE24 : 世界のオーディオカルチャーをプッシュする24人に選出。第23回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞受賞。
https://miyuhosoi.com/

 

蓮尾美沙希蓮尾 美沙希
株式会社WOWOW
1993年東京都出身。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科を経て、同大学院音楽研究科音楽文化学専攻音楽音響創造研究分野を修了。在学中からレコーディング・ミキシング技術を学び、特に3Dオーディオシステムを使った音響作品制作に積極的に取り組む。2019年発表の細井美裕「Lenna」に立体音響エンジニアとして参加し、同楽曲にて第26回日本プロ音楽録音賞ハイレゾリューション部門優秀賞およびニュープロミネントマスター賞を同時受賞した。現在は株式会社WOWOWにて、技術企画部WOW Labo担当として3Dオーディオ技術等を用いたコンテンツ開発や収録・配信システム構築を手掛ける。
https://corporate.wowow.co.jp/

※順序不同

セミナー概要

ワークショップ Media Innovation Workshop | ONLINE
配信日時 【終了】2020年11月11日(水) 19:00 – 21:00
試聴方法 Zoom / Facebook Live
料金 無料

 


 

Media Innovation Workshop | ONLINE
最先端の音響知識やノウハウを広く共有し、全てのビジネスを一歩先へ進めるためのワークショップ

開催概要/他の講演

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