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「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020」に見る配信ビジネスの最先端
最先端のインターネット技術をフル活用したオンライン配信のノウハウからビジネススキームまで、実際の現場からの貴重なレポートをご紹介。MI7グループ主催のセミナーイベント「Media Innovation Workshop | ONLINE」。第2回目は、「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020」の ライブ配信 に携わった5名によるワークショップです。
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業界最高品質を目指すクラシック・ライブ配信
〜 「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020」に見る配信ビジネスの最先端 〜
国内のトップオーケストラやクラシック業界をリードするアーティストが集結し、ミューザ川崎シンフォニーホールにて毎年開催される「フェスタサマーミューザKAWASAKI」。2020年は、全17公演において来場+最先端のインターネット技術をフル活用したオンラインライブ配信によるハイブリッド公演を初めて実施し、新しいコンサートスタイルへのチャレンジとなりました。
オンライン鑑賞券は約1万枚を販売。様々な理由で来場が難しいお客様にも、ホールで聴く感動をそのまま味わっていただけるように臨場感を追求した配信は、大変好評を博しました。
本セミナーでは、実際の現場に携わったプロフェッショナルの皆様をお迎えして、ビジネススキームから配信のノウハウまで、当事者だからこそお話いただける貴重なレポートをお届けいたします。
今回の企画統括を担った(株)MDE (BRAVO DIGITAL)鈴木氏からは、かねてよりコンサート配信にトライしていたチームが企画に携わった経緯、デジタル・コンサートホールの可能性と未来、そして今年の「フェスタサマーミューザKAWASAKI」で得られた手応えなど。今回活用された配信システム「SmartSTREAM」を開発するNTTスマートコネクト(株) 吉田氏・山崎氏からは、必要となった機材やその準備、また配線図やオーディオ・映像のフォーマットについてを中心に、より汎用的な環境で配信/視聴ができる要件やトラブル対策など、実際の配信にあたっての具体的なノウハウをご紹介いただきます。
そして、映像〜音響のプロデュース/ディレクションまでを一手に担った中嶋氏 からは、本公演の収録コンセプトをはじめ、「いかに臨場感に溢れた高品位な配信を行うか」という極意を伝授。現場の組み立てから制作のノウハウ、演出に対する強いこだわり、そして使用機材やルーティングなどの具体的なテクニックを、音声技術のサポートを務めたエンジニア 村上氏と共にレクチャーいただきます。
「事情があって諦めていたホール鑑賞に自宅から参加でき、とても嬉しかった」「心が落ち着き、涙が溢れた」というコメントが集まった今回のオンライン公演。その高品位な配信の裏側を、余すことなく体感頂けるワークショップです。
– 制作統括・プロデュース –
鈴木 学
BRAVO DIGITAL取締役副社長 兼 東京MDE取締役社長
早稲田大学 理工学部卒業。フリーマガジン「ぴあクラシック」の編集長を5年間務めたほか、大型スポーツイベントや、新国立劇場オペラ公演のプログラム制作に携わる。2019年東京MDEに入社、クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」の編集長を務める。
https://ebravo.jp/
– 映像・音響制作 –
中嶋 豪 | Go Nakajima
演出・ディレクター、プロデューサー
高田純次と蓮舫初司会のバラエティ番組でまだ無名だった KAN の「愛は勝つ」をカセットテープのデモと経歴を見てエンディングテーマとして採用、大ヒットに導く。また、「ビートたけし杯争奪!紅白お笑い大合戦」「オール電リク!紅白お笑い大合戦」といったお笑い系番組を企画演出、若手お笑い芸人を発掘してネタで競い合わせる形式の、今でいう M-1グランプリを予感させる生番組を試みる。ドラマ制作では木村拓哉主演のスペシャルドラマ「君は時のかなたへ」、伊東四朗主演「笑ゥせぇるすまん」演出・プロデューサー。「爆竜戦隊アバレンジャー」アニメ「あたしンち」「釣りバカ日誌」「渡辺篤史の建もの探訪」などのプロデューサーを経て、2004年「報道ステーション」立ち上げスタッフとして参加し、スタジオや大型中継ライブの演出を手がけた。2009年からは「題名のない音楽会」(司会:佐渡裕)のディレクター、2014年には東京芸術劇場で6日間「なんでも!クラシック」という民放初のクラシック音楽祭を企画プロデュース。現在は本業のBS朝日「ザ・ドキュメンタリー」や 映像投稿アプリ「みんながカメラマン」担当、「羽鳥慎一モーニングショー新春特大6時間SP」総合演出の傍ら、音楽に対する造詣の深さから音楽家との幅広い人脈を持ち信頼も厚く、録音やプローモーション・ビデオの撮影を数多く手がけている。また2018年には、録音を手がけた長岡京室内アンサンブルの結成20周年を記念して製作されたアルバムが『レコード芸術』の特選盤 & 優秀録音盤に選出された。フェスタサマーミューザKAWASAKI2020では,全公演の映像プロデュースとバランスエンジニアを務めた。
– 配信業務 –
吉田 達也
NTTスマートコネクト株式会社 メディアビジネス部 シニアマネージャー
1996年NTT入社。NTT西日本およびNTTスマートコネクトにて、長年に亘りNTT西日本グループの各種配信サービス立ち上げ及び映像系新規ビジネス開発に携わる。
現在はコンテンツ配信サービス「SmartSTREAM」のセールスマネージャーを務める。
https://www.nttsmc.com/
– 配信業務 –
山崎 創
NTTスマートコネクト株式会社 メディアビジネス部 アシスタントマネージャー
2010年NTT西日本入社。NTT西日本にてプロダクト営業からインターネットバックボーンに関わる業務まで幅広く携わる。
現在はNTTスマートコネクトにて「SmartSTREAM」のセールスを担当しつつ、ライブ配信現場での配信オペレーション業務も行う。
https://www.nttsmc.com/
– 技術協力 –
村上 輝生 | Teruo “Mu-” Murakami
レコーディングエンジニア
1955年1月生まれ。大阪芸術大学出身、1977年大学卒業と同時に財団法人ヤマハ音楽振興会入社。EPICURUSホールのPAエンジニアを担当。翌年先輩エンジニアに引っ張られてスタジオ入り、アシスタントとして修業を積み80年からEPICURUSスタジオのハウスエンジニアとして働く。1985年、スタジオを休職して単身渡米、LAにてTOTO、ドンヘンリー等を手掛け、TOTOのアルバム”FAHRENHEIT“でGoldDiskを獲得。帰国後、1986~1995までエピキュラススタジオのチーフエンジニアを務め、その後ヤマハ音楽研究所にて音、映像、MIDI、通信を融合した遠隔セッションや三次元リバーブの研究などを経て1999年に45才で独立。その後、フリーランスエンジニアとなり現在に至る。J-POP、JAZZ、クラシック、ゲーム音楽等、幅広くこなしながら国内外で精力的な活動を続けている。ニコニコ超パーティやニコファーレからの配信、プライムシートのDSD配信など数々の配信経験を持つ。
セミナー概要
ワークショップ |
Media Innovation Workshop | ONLINE |
配信日時 |
【終了】2020年10月23日(金) 19:00-20:30 |
視聴方法 |
Zoom / Facebook LIVE |
料金 |
無料 |
Media Innovation Workshop | ONLINE
最先端の音響知識やノウハウを広く共有し、全てのビジネスを一歩先へ進めるためのワークショップ
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