メディア・イノベーション・ワークショップ|オンライン


" 不可能だったことが、可能になる "

急速な変化が当たり前の世の中で、リアルな現場からの生きた情報を手に入れることは、ビジネス、ひいては業界全体の発展に必要不可欠となります。

メディア・イノベーション・ワークショップは、音楽/音響の分野において「最先端がもたらす変化」を提案し続けてきたエムアイセブングループが、国内外のトップエンジニア/アーティストと共に開催するセミナーです。

「音」の活用は、いまや音楽業界にとどまりません。建築、自動車、研究開発機関、教育現場などその活用方法は、「イマーシブ・オーディオ」というキーワードと共に、大きな変化と広がりを見せています。PAやSRといったステージでの演出、ライブ会場やコンサートホールの空気までをも離れた会場で再現する高臨場の配信、パブリックビューイング、ブランド・プレゼンテーションなど、その活用の可能性はまさに「無限」です。

この可能性を手に入れるためには、正しい知識とノウハウを持った「プロフェッショナル」が必ず必要となります。進化したテクノロジーを知り、それをどのようなアイデアで、どのように活用していくのか。そんな他では手に入らないノウハウを皆様と共有し、業界を活性化させることが本ワークショップの目的です。

2025年には大阪万博も控えるほか、さらなる配信ビジネスの盛り上がりを見せるいま。録音の原点となるマイクから、制作技術、プレゼン方法までを紹介する本ワークショップを通じ、現場で活躍する全ての方へ、ビジネスのヒントとなれば幸いです。

今回限りの貴重なセミナーを是非お見逃しなく!

*「メディア・イノベーション・ワークショップ」は、株式会社エムアイセブンジャパン法人営業部(MUSIC EcoSystems|BIZ)が、グループ会社のジェネレックジャパン、シンタックスジャパンと協力して運営しております。

MIW Online 2022プログラム一覧

プラネタリアTOKYOにおけるイマーシブサウンドの実践

- Session 1 -
2022年3月30日(水)
17:00-18:30


プラネタリアTOKYOにおける
イマーシブサウンドの実践

〜話題のネットワーク・オーディオ
『AVB』の優位性〜

– 講演者 –

高柳洋介(コニカミノルタプラネタリウム株式会社)
宮木朝子(作曲家、空間音響作家)
漢那拓也(サウンドクリエイター)


東京・有楽町マリオン内にあるコニカミノルタプラネタリウムが運営する「プラネタリアTOKYO」

プラネタリアTOKYO には、多目的デジタルドームシアター DOME1 と、プラネタリウムドームシアター DOME2 というふたつのドーム型シアターがあり、いずれも空間音響再生が可能なシステムを整備しています。

DOME1 は22.2 マルチチャンネル、そして、DOME2 には、43.4chが採用されていますが、昨年、DOME1にて、新しいプラネタリウムの楽しみ方として、星につつまれ、思い思いに自由な時間を過ごすことのできる『星空ラウンジ』という新プログラムがスタートしました。

プログラムの目玉は『バッハ平均律クラヴィーア曲集 第1巻 22.2ch remix』

空間音響作家・宮木朝子氏が楽曲の一音一音を解釈し、1年半をかけてその第1巻全48曲(24の前奏曲とフーガ)を立体音響化し、バッハの意図を空間として再構築。24個のスピーカーが奏でる古典の新解釈として、その日の星空と共に楽しむことができる壮大なプロジェクトです。

なぜコニカミノルタプラネタリウムは、空間音響コンテンツを取り入れたのか? そして、その実現のために、どのようなシステムを組んだのか? この先進的な企画と、その運営に携わるお三方に詳しくお話を伺ってゆく、普段はなかなか覗き見ることができない、プラネタリウムビジネスの舞台裏を紹介するセミナーです。

講演詳細
MIW2022#2

- Session 2 -
2022年8月3日(水)
17:00-18:30


砂原良徳『LOVEBEAT』360 Reality Audio版
〜Studio Oneで制作する空間オーディオ〜

 

– 講演者 –

砂原 良徳 (Sound Produecer, Sound Engineer)

渡辺 忠敏
ソニー株式会社  ホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ事業本部 モバイルプロダクト事業部 事業開発部 コンテンツ開発課


2000年代エレクトロニカの最重要アルバムである砂原良徳氏の名盤『LOVEBEAT』(2001年) のリリースから20年経った2022年、同作品は360 Reality Audioとして生まれ変わりました。

Studio One ユーザーである氏は、一体どのように立体音響作品に取り組んだのか?

砂原氏本人による解説を交えながら、360 Reality Audioでの制作ノウハウをわかりやすく解説いたします。

 

パネリストには、砂原氏の他に、360 Reality Audioコンテンツ制作フィールドサポートとして国内外の制作の技術的サポートを行うソニー株式会社の渡辺忠敏氏も登壇します。渡辺氏からは、360 Reality Audioの紹介を中心に技術面での情報を共有いただきます。

360 Reality Audioの特徴とは?

360 WalkMix Creator™にはどのような機能が搭載されているのか?

そして、今後どのような展開を予定しているのか…。

常に進化を続けている360 Reality Audioの最新情報を得るという意味でも大変価値のあるセミナーとなります。

講演詳細

MIW2022#2

- Session 3 -
2022年11月30日(水)
17:00-18:30


ルームアコースティックの基礎を理解するワークショップ
〜Vicousticで美しく室内音響改善を〜

 

– 登壇者 –

峯岸 良行(レコーディング・エンジニア)


みなさんが普段耳にしている音には、音源からダイレクトに耳に届く「直接音」と、壁などに反射してから耳に届く「反射音」から構成されています。

そして、多くの場合、その内訳、割合は、みなさんが想像しているより遥かに多くの「反射音」から構成されています。

サウンドの質は、残響、共振、騒音だけでなく、ガラス、レンガ、コンクリートなどの素材によっても明瞭度や快適さを失います。

つまり、より良い音、より快適な音環境、また、スピーカーのポテンシャルを最大限に引き出すためには、ルームアコースティック、つまり室内音響の改善が重要なファクターとなります。

本セミナーでは、クリエーター、エンジニアだけではなく、部屋で音楽を聴くことを楽しむ方すべてが理解しておくべきルームアコースティックの基本的な考え方を、初心者にもわかりやすく説明し、その対応方法、改善前と改善後の音の聞こえ方の違いを、検証を通じて体験していただきます。また、コメンテーターとして、第一線で活躍するレコーディングエンジニアの峯岸 良行氏をお迎えし、音のプロはどのようにルームアコースティックを考えているのか、そしてどのように対応しているのかを、現場からの生の声として皆さんと共有してゆきます。

本セミナーでは、ルームアコースティックに関する以下のトピックをご紹介いたします。

  • スピーカーの設置ポジション
  • リスニングポジションの設定方法
  • 初期反射の原理と対処方法
  • 定在波(ルームモード)の原理と対処方法
  • 残響時間(RT)の測定方法と対処方法

講演詳細

これまでのメディア・イノベーション・ワークショップ

2018年に「イマーシブ・オーディオ(没入型サラウンド)」をキーワードにスタートしたメディア・イノベーション・ワークショップ。オーストリア・グラーツ大学のダニエル・ルードリッヒ氏を迎え「Ambisonics」をテーマにしたセミナーを開催。

翌年2019年には、開催場所を東名阪に拡張し、オーストリア放送協会のサウンドエンジニア、フローリアン・カメラー氏によるイマーシブセミナー、ハイレゾ・イマーシブ・レーベル「UNAMAS」代表の Mick沢口氏によるイマーシブ録音のノウハウ、そして江夏正晃氏によるハイレゾAmbisonics作品の制作秘話。豪華なゲストより3つのトピックを共有頂きました。

2020年以降は、開始場所をオンラインに拡張。より多くの参加者と情報の共有を行うことができるように進化を遂げました。

過去のアーカイブは、すべて無料でご覧いただけます。ぜひ、メディア・イノベーション・ワークショップでビジネスのヒントを見つけてください!

ワークショップ・レポートの一覧