ドライビングシミュレーター の音響システム

Session 2

ドライビングシミュレーター の音響システム

〜自動車産業で活躍する立体音響〜

株式会社エムアイセブンジャパングループ主催のセミナーイベント「Media Innovation Workshop | ONLINE」。2021年の第2回目は、アーティストと 研究開発の現場が交わった実例として、ドライビングシミュレーターの音響システムと、そこで使われているテクノロジーをご紹介いたします。

 

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ドライビングシミュレーター の音響システム
〜自動車産業で活躍する立体音響〜

ドライビングシミュレーター とは、自動車ならびに関連製品を開発するために、実車を用いた実験では危険が伴う場合や、特定の条件の下での走行データを取るために使われている巨大なVRシステムです。(昨今では自動運転のための走行データを得るためにもつかわれているとのこと)そして、このような研究開発の現場では「一点モノ」つまり「カスタムメイド」のアプリケーションが必要になります。ただし、アプリケーションを毎回 C++ などのコンピュータープログラミング言語で作っていると膨大な時間とコストがかかってしまいます。もちろんシステムのアップデートにも毎回膨大な予算組み、時間をかけて取り組む必要が出てきます。この状況に対し、いかにコストを下げ、より柔軟に素早くプロジェクトを遂行するのかということは、すべてのビジネスパーソンにとって共通のテーマではないでしょうか。 株式会社アコースティックフィールドは、大手自動車メーカーのドライビングシミュレーターにておいて、この命題を、品質に一切の妥協をすることなく実現することに成功しました。 そこには世界中のクリエーターの共通言語『Max』と音質を一切落とすことなくマルチチャンネルの長距離伝送を行うRMEの高い技術が活用されています。

Maxは、音を伴うメディアアートの世界で共通言語として使われているプログラミング環境ですが、昨今では、その高い利便性により一般企業の研究開発の現場にて採用されることが多くなってきているソフトウェアです。本セミナーでは、数々の国内自動車メーカーのドライビングシミュレーターの音響を手がけてきた株式会社アコースティックフィールドの久保二朗氏、そして、Maxを使って第一線で活躍するコンポーザー/インタラクティブプログラマーの松本昭彦氏をお迎えして、ドライビングシミュレーターの音響に関する説明とノウハウ紹介を中心に、実際にドライビングシミュレーターで使われたサウンドをバイノーラル処理を行った立体音響にてみなさまに体感していただくという、大変貴重な内容となっております。

もちろん、Maxって一体なに??という方も大歓迎いたします!
Maxとはどのようなソフトなのか、そしてMaxを使ってどういったことができるのかという実演を、アーティスト目線で松本氏がわかりやすく解説いたしますので、Maxに馴染みのない方でも楽しく観ていただけることとおもいます。

企業の研究開発に携わる方だけではなく、エンターテインメントのコンテンツ制作やサウンドインスタレーションに携わる方にもヒントになるようなセミナー内容になっておりますので、専門職の方から、広く立体音響の制作に興味のある方まで… 是非このセミナーを通じて、空間オーディオ作品の制作に関するヒントを掴んでいただければ幸いです。

 

久保 二朗
株式会社アコースティックフィールド 代表取締役
2007年、株式会社アコースティックフィールドを設立。
立体音響を中心とする多くの特殊音響システム開発やコンサルティングを行い、その豊富な経験を軸に、サウンドアーティストの立体音響による音楽制作やインスタレーションを技術面からサポートしている。
2014年、ヘッドフォンおよびイヤフォンでの音楽リスニングに特化した高音質バイノーラルプロセッシング技術「HPL」を発表。
サウンドアーティストevalaによる”耳で視る”サウンドプロジェクト「SEE by YOUR EARS」テクニカルディレクター。
https://www.acousticfield.jp/
松本 昭彦
コンポーザー/インタラクティブプログラマー
アルゴリズミックな生成技術を駆使し制作されたピアノ曲集である1stCDアルバム 『Preludes for Piano Book1』を2016年にリリース。2021年はサウンドデザイナーとしてWAVEシーンの中心的レーベル、ロンドンのLiquid Ritualから音色素材のパックをリリース。
コンスタントにシングルリリースを重ねているアーティスト活動以外では、プログラマーとして様々な大手企業の研究所での開発仕事に携わるほか、アートとテクノロジーについてのワークショッププロジェクトであるRESONANCEやAbleton and Max Community Japan、ライブイベントSOURCE CORDをオーガナイズし、雑誌PROSOUNDにてテクノロジーエンターテイメント、メディアアートに関する連載を行うなど、音や芸術に関する教育活動、コミュニティ活動、情報発信も積極的に行なっている。
近年のライブではその場限りの一回性の音楽にこだわりモジュラー・シンセとAbleton M4L、Cycling ’74 Max8を組み合わせたアルゴリズミックな要素を含むベースミュージックのインプロビートセットを展開している。
https://akihikomatsumoto.com/


 

セミナー概要

シリーズ Media Innovation Workshop | ONLINE 2021
講演タイトル Session 2 : ドライビングシミュレーターの音響システム 〜自動車産業で活躍する立体音響〜
配信日時 【終了】2021年12月10日(金) 17:00 – 18:30
視聴方法 Zoom
料金 無料

 

VR 作品『Clap』におけるイマーシブサウンドの実践

Session 1
VR 作品『Clap』におけるイマーシブサウンドの実践

VR/ゲームサウンドに携わる皆様、必見。MI7グループ主催のセミナーイベント「Media Innovation Workshop | ONLINE」。2021年の記念すべき第1回目は、ソノロジックデザイン/Audiokinetic 牛島正人氏、WOWOW 蓮尾 美沙希氏による、制作手順の基礎をわかりやすくご紹介するワークショップです。

 

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VR 作品『Clap』におけるイマーシブサウンドの実践

VR/ゲームサウンドに携わるクリエーターの皆様はもちろん、特に普段、VR/ゲームの制作に関わらないという方にも制作ワークフローが簡単に理解できるように、実際のVR作品『Clap』を通じて、制作手順の基礎をわかりやすくご紹介する貴重なセミナーです。

Apple Musicをはじめ様々な定額配信サービスにて、Dolby Atmos MusicやSONY 360 Reality Audioによる空間音響コンテンツの提供がスタートしており、音楽シーンにおいては今まさにイマーシブコンテンツが旬を迎えているのは皆さんもご存知のところだとおもいます。 音楽におけるイマーシブコンテンツでは、主に、オブジェクトベースとチャンネルベースが使われていますが、実は、ゲームサウンドの世界では、そのずっと前からこれらの技法がつかわれていました。ただし、ゲームやVRのようなインタラクティブ性を求められるコンテンツ制作は、音楽のコンテンツ制作とは少し異なる技術や観点が必要になります。

本セミナーでは、録音時のマイキングのノウハウ、そしてミキシングのノウハウ、さらには、音源を3D空間に実装する方法までの一連の流れを、ヴェネチア国際映画祭ノミネートVR作品『Clap』を通じて、第一線で活躍するサウンドデザイナーのお二人に解説をしていただきます。

前半では、『Clap』の音楽と効果音を担当した株式会社WOWOWの蓮尾氏より、作品紹介と共に、監督と作曲家からの依頼を受けどのように録音とミックスを行ったのかを解説いただきます。そして後半では、株式会社ソノロジックデザインの牛島氏より、受け渡された楽曲と効果音の素材をどのように3D空間に実装したのかを詳しく解説いただきます。また3D空間への音源の実装にあたり、もっとも重要な要素となる「パンニング」に関しても、VBAPとAmbisonicsでのパンンニング効果の違いを検証した貴重なバイノーラル音源も体験いただける、大変盛り沢山な内容となっております。

VR/ゲームのサウンドクリエーターのみならず、広く空間オーディオでのエンターテイメントコンテンツ制作に携わる方すべてに是非見ていただきたいセミナーとなっております。
このセミナーを通じて、空間オーディオ作品の制作に関するヒントを掴んでいただければとおもいます。

 

牛島 正人
株式会社ソノロジックデザイン 代表取締役/サウンドデザイナー
Audiokinetic株式会社 プロダクトエキスパート
Berklee College of Music Music Synthesis 学科にて音響/音楽理論習得。帰国後サウンドデザイナーとしてキャリアをスタート、WWEシリーズでは約3年間サウンドデザイン/ディレクション/仕様作成/通訳を担当。2017年3月よりAudiokinetic株式会社プロダクトエキスパートに就任。クリエイター視点から、オーディオミドルウェア『Wwise』を用いたゲームサウンド開発サポート業務を担当。2015年から行っているフリーランスサウンドデザイン業務を2021年4月、株式会社ソノロジックデザインとして法人化。ゲーム業界を中心にサウンドデザイン/ディレクション/仕様作成も含めた統合的なサウンド制作業務を提供。

 

蓮尾 美沙希蓮尾 美沙希
株式会社WOWOW
東京都出身。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科を経て、同大学院音楽研究科音楽文化学専攻音楽音響創造研究分野を修了。在学中からレコーディング・ミキシング技術を学び、特に3Dオーディオシステムを使った音響作品制作に積極的に取り組む。2019年発表の細井美裕「Lenna」に立体音響エンジニアとして参加し、同楽曲にて第26回日本プロ音楽録音賞ハイレゾリューション部門優秀賞およびニュープロミネントマスター賞を同時受賞した。現在は株式会社WOWOWにて、技術企画部WOWOW Lab担当として3Dオーディオ技術等を用いたコンテンツ開発や収録・配信サービス企画を手掛ける。
https://corporate.wowow.co.jp/wowowlab/

 


 

 

セミナー概要

シリーズ Media Innovation Workshop | ONLINE 2021
講演タイトル Session 1 : VR作品『Clap』におけるイマーシブサウンドの実践
配信日時 【終了】2021年10月29日(金) 17:00 – 18:30
視聴方法 Zoom
料金 無料