InterBEE 2019 出展情報

InterBEE 2019で最新ツールをご体験ください

株式会社エムアイセブンジャパンの法人営業窓口 ( MUSIC EcoSystems | BIZ )は、2019年11月13日~15日まで幕張メッセで開催される国際放送機器展に出展いたします。

Genelec


(株)ジェネレックジャパン
1307 / ホール1

展示詳細

MI7


(株)エムアイセブンジャパン
1308 / ホール1

展示詳細

Synthax


(株)シンタックスジャパン
1309 / ホール1

展示詳細

AustrianAudio


Austrian Audio
1106 / ホール1

特設詳細

今年は、(株)エムアイセブンジャパンと(株)シンタックスジャパンが合同でブース展開し、MUSIC EcoSystems | BIZの活動を体現する「Network Audio」「Live」「Production」 という3つのセクションに分けた展示を行います。

▶︎ Network Audio セクション
AVB (Audio Video Bridging) という、米国電気電子学会(IEEE)が定めた、オーディオとビデオのためのネットワーク伝送規格をサポートしたオーディオインターフェイス、AD/DA、デジタルミキサーを展示。

▶︎ Live セクション
ライブの現場で現在一般的に使われている、Dante/MADIを中心とした、ライブ現場で「今使える」ソリューションをご紹介。鉄壁の安定性を品質を誇るRMEのソリューションをはじめ、FerrofishのAD/DAやコンバーターまで、昨今のライブレコーディングの必須アイテムを中心とした展示。

▶︎ Production セクション
レコーディングからマスタリングまで、従来のプロダクションフローに、プレミアムな選択肢を提案する展示を行います。

 

マイクは、元AKGのエンジニアが手がけるハンドメイド・カプセル搭載のAustrian Audioと、おなじみBlue Microphones。マイクプリとオーディオインターフェイスは、信頼のRME。DAWソフトウェアは、そのオーディオエンジンの秀逸さからマスタリングソフトとして著名なSEQUOIA。 そして、モニタースピーカーは、もちろん、デファクトスタンダードのGENELEC。音の入り口から出口まで、MUSIC EcoSystems | BIZで取り扱うアイテムを総動員させた展示です。

また、エムアイセブンジャパンの取扱ブランドの中、最も代表的な「PreSonus」と「RME」については、ブランドにフォーカスしたハンズオン・コーナーを設置。さらに、今年は、デモコーナーでのライブパフォーマンスや講演も実施いたします。

さらに、エムアイセブンジャパンとシンタックスジャパンの合同ブースの隣に位置する(株)ジェネレックジャパンのブースでは、今年も7.1.4chイマーシブ音源をじっくりと着席してご試聴頂けるブースを展開いたします。同軸モニターであるThe Onesファミリーの新製品、8361A / 8351B / W371Aのご紹介をはじめ、パーソナライズされたHRTF(頭部伝達関数)の測定でヘッドフォン・モニタリングを再定義するソフトウェア・テクノロジー「Aural ID」のプレゼンテーション、またイマーシブ・オーディオの収録に関するセミナーなどを会期中の3日間に渡り開催いたします。

出展概要、デモ・講演のスケジュールは、下記よりご確認ください。

 


 

出展概要

名称 (第55回)2019年国際放送機器展
International Broadcast Equipment Exhibition 2019
会期 11月13日(水)10:00~17:30
11月14日(木)10:00~17:30
11月15日(金)10:00~17:00
会場 幕張メッセ アクセス
ブース (株)ジェネレックジャパン: 1307 / ホール1
(株)エムアイセブンジャパン: 1308 / ホール1
(株)シンタックスジャパン: 1309 / ホール1
特設 Austrian Audio 特設会場
INTER BEE EXPERIENCE X-Microphone: 1106 / ホール1
入場 無料(全来場者登録入場制)
詳細 InterBEE ONLINE
(株)エムアイセブンジャパン展示詳細
(株)ジェネレックジャパン展示詳細
(株)シンタックスジャパン展示詳細

 


 

公演一覧

 

MI7創立15周年ディスク
Immersive Audio Reference Disk 「BLOOM OF SOUND」試聴会

Mitsuhashi全日 11:00-11:30 | Genelec Booth


三橋 武
株式会社エムアイセブンジャパン
B2Bセールス・ディレクター

 

公演詳細

 

Genelec「Aural ID」とはなにか?

全日 12:00-12:30 | Genelec Booth


岡安 啓幸
音響作家/楽器デザイナー/プログラマー

公演詳細

次世代ネットワーク・オーディオ「AVB」ベーシック・セミナー

全日 12:30-13:00 | MI7/Synthax Booth


Max Holtmann
RMEシニア・プロダクト・マネージャー

公演詳細

Immersive Audio : チャンネルベースからシーンベースまで
方法論 / マイクロフォン・テクニック / ワークフロー

Florian全日 13:30-14:00 | Genelec Booth


フローリアン・カメラー
ORFオーストリア放送協会 サウンド・エンジニア / EBU PLOUDグループ 代表 / AES(Audio Engineering Society) メンバー

公演詳細

PreSonus StudioLiveシリーズIII S ハンズオン・セミナー

Laz-Harris全日 14:00-14:30 | MI7/Synthax Booth


Laz Harris ラズ・ハリス
PreSonus Audio Electronics APACセールス・マネージャー

公演詳細

GENELEC presents “Immersive Audio”

全日 15:00-15:30 | Genelec Booth


Mick沢口
沢口音楽工房 UNAMAS- Label 代表 / Fellow member AES and ips

公演詳細

ライブレコーディングの現場で「今」求められているもの

全日 15:30-16:00 | MI7/Synthax Booth


村上 輝生 Teruo “Mu-” Murakami
フリーランスエンジニア

公演詳細

世界初!ハイレゾ・アンビソニックスのアルバム制作について

Enatsu全日 16:00-16:30 | Genelec Booth


江夏 正晃
株式会社マリモレコーズ 代表

公演詳細

Softubeライブ&ワークショップ

Kabuki13日(水), 14日(木) 17:00-17:30 | MI7/Syntahx Booth


Kabuki
音楽プロデューサー

公演詳細

イマーシブ オーディオとは?

「イマーシブ オーディオ」とはなんでしょうか?  「イマーシブ オーディオ」の基本概念から、方法論やアプローチの違い、さらにはフォーマットの違いとそれぞれの特徴を、判りやすく簡単にまとめてみました。

 

まず「イマーシブ オーディオ」を英語表記すると下記のようになります。

 

英語表記:Immersive Audio

 

Immersiveというのは、「没入感」という意味です。

つまり「イマーシブ オーディオ」とは「没入感の高いオーディオ」という意味になります。

一般的には、たくさんのスピーカーを配置したり、ヘッドフォンでの再生でも特殊な処理を行うことにより、360度、全方位から音が聞こえるコンテンツを「イマーシブ オーディオ」と呼んでいます。 「立体音響」「3Dサラウンド」「Spacial Audio」など様々な呼び名がありますが、基本的に全て同義語と考えて間違いありません。

 

「イマーシブ オーディオ」が、「立体音響」「3Dサラウンド」と呼ばれることがあるということは、つまり「イマーシブ オーディオ」とは、「サラウンド」の一手法ということもできます。

いままでの「サラウンド」というと、5.1や7.1といった平面にスピーカーを配置したいわゆる「2Dサラウンド」でしたが、「イマーシブ オーディオ」すなわち「3Dサラウンド」は、上層部にもスピーカーを配置し、空間に半球面や全球面を表現する立体的なサラウンド手法となります。

 


イマーシブオーディオ:主な方法論

 

イマーシブオーディオには、主に、3種類の「方法論」があります。

  1. チャンネル・ベース
  2. オブジェクト・ベース
  3. シーン・ベース

 

以下に、それぞれの方法論を簡単に解説します。

1. チャンネル・ベース

事前に想定される出力チャンネルの数に合わせた形で音声をあらかじめ制作し、それぞれのチャンネルを対応する各スピーカーから再生する方式。過去の2チャンネルステレオ作品や、5.1/7.1といったサラウンドも全てこの方式。サンプルレートなどの制限もなく、ハイレゾリューションでの再生も可能なため、 収録を行なった場所(コンサートホールやライブ会場など)の音場をそのまま再現したい場合に効果的で、 “聴かせるための音”=音楽の再生に向いていると言えます。

 

2. オブジェクト・ベース

音源に「位置情報」を持たせ、各スピーカーからどのような音を出すかというパンニング情報をリアルタイムに計算(レンダリング)して再生する方式。例えば、ヘリコプターの音、車のクラクションと言った、動きを伴う映画の効果音に対して有効となり、それぞれの音を「オブジェクト」として捉え、それぞれのオブジェクトがどのように動き、音量がどのように変化するかというデータ音声情報に含ませ、再生時には、アンプなどの機器側で、スピーカーの位置や数にあわせて最適なレンダリングを行い再生するため、再生時のチャンネル数=スピーカーの数に依存しない制作が可能だが、制作時にはDolby AtomosやAuro MAXと言った特定のフォーマットを使いエンコードを行う必要があり、逆に、再生時には、それぞれのフォーマットに対応した AVアンプなどが必要になる。なお、オブジェクトベースは、純粋な音楽コンテンツの再生よりは、映画の効果音など音が空間を移動するような表現に向いていると言われています。

*Dolby AtomosやAuro MAXは、実際には、チャンネル・ベースとオブジェクト・ベースの両方を使用する「ハイブリッド型」です。

 

3. シーン・ベース

チャンネル・ベースとオブジェクト・ベースは、心理音響的アプローチですが、対してシーン・ベースは物理音響的アプローチとなり、リスナー=マイク位置を取り巻く、その空間全体の物理情報を記録再生する方式です。Wave Field Synthesis(ウェーブ・フィールド・シンセシス)や、Ambisonics(アンビソニックス)といった方式がこれにあたるが、最近では、VRなどの音響に使われることが多いAmbisonicsが大変脚光を浴びています。

 

それぞれの方法論には、それぞれ長所短所、そして特色がありますが、現場やコンテンツに応じて、それぞれの方法論を使い分ける、もしくは、コンビネーションして使うことが成功への近道となります。

 

 


イマーシブオーディオ:主なフォーマット

 

イマーシブ・サラウンド市場には、現状、いくつかの標準フォーマットが存在しています。ここでは、一般的に耳にすることが多い、3種のフォーマットをご紹介いたします。

  • NHK 22.2マルチチャンネル音響
  • Dolby Atmos
  • Auro 3D/Auro MAX
*上記の他に「DTS:X」というオブジェクトベースの規格もありますが、ここでは説明を割愛いたします。
NHKの22.2は、チャンネル・ベースの再生方式となり、スピーカーは、上中下の3層構造になっており、その名の通り22本のスピーカーと、2本のSubWooferで構成されています。
Dolby Atomosは、オーディオには48k/24bitを使用し、それをさらにDolby Atmosフォーマットでレンダリングするため、ハイサンプルレートも使えるその他のフォーマットと比べると、多少音質面での見劣りはありますが、日本ではもっとも有名な商用フォーマットです。先述のように、チャンネル・ベースとオブジェクト・ベースの両方を使用する「ハイブリッド型」で、映画や音楽のコンテンツ没入感を高めるために使用されます。
Auro 3D/Auro MAXは、現状、主にヨーロッパで主流のフォーマットであり、チャンネル・ベースのAuro 3Dに、オブジェクト・ベースを足したAuro MAXというフォーマットが存在しています。Auro 3Dは、現状96kHzのサンプルレートに対応していますので、より高音質なコンテンツ再生に適しています。

Dolby Atmosと、Auro 3Dの音質比較を簡単に行うには、イマーシブ オーディオのリファレンス音源集「BLOOM OF SOUND」が最適です。

「BLOOM OF SOUND」の詳細はこちら

この他に、シーン・ベースのAmbisonicsがあるのですが、Ambisonicsは特定の協会や企業が提唱しているフォーマットではなく、オープンソースの方法論ですので、誰でも無料で利用することが可能です。チャンネル・ベースの良い部分もオブジェクト・ベースの特徴も内包しており、さらに、音場全体を回転させることができるという特殊な機能も持ち合わせていますので、昨今では、VRゲームの音声や、自動車の車内音響として実装や実験が盛んに行われています。

マイクロフォン・ブランド「Austrian Audio」が遂に日本上陸!

 

メイド・イン・ウイーンが復活。老舗であり新進気鋭でもあるオーストリア・ブランド

ストリングスの繊細な音色から、ディストーションギターが爆音で鳴り響くギターアンプまでーーー
どのような音でも、世界中で愛されている著名なウィーンのマイク。その遺伝子を正しく引き継いだマイクロフォンが、2019年9月20日、ついに日本でもリリースとなりました。

オーストリア・ウイーンに本拠地を置く、伝統と最新技術を融合したマイクロフォン・ブランドAustrian Audio(オーストリアン・オーディオ)。初のシグネチャー製品は、ハンドビルドCKR12/CKR6セラミック・カプセルを搭載した「OC818」「OC18」コンデンサー・マイクロフォンです。そして、OC818用コントロール・アプリ「PolarPilot」、Bluetoothドングル「OCR8」、ポストプロダクションにおける最もパワフルな指向性コントロール・スイート・プラグイン「PolarDesigner」などのオプションも展開。

伝統と最新技術を融合した製品を、オーストリアのウイーンからお届けします。

 

 


 

カプセル – MAKING PASSION HEARD

CKR12

心臓部とも言えるカプセルは、伝説的なCK12と同じクリティカル・ディメンションでデザインされています。環境からの影響が少なく高い品質を維持できるセラミック素材を採用したCKR12/CKR6を独自開発。サスペンション構造でタッチノイズにも強いオープン・アコースティック・テクノロジーなども実装し、伝統と最新技術を見事に融合しています。

近年、カプセル設計からハンドビルドまでの伝統的な技能を有するエキスパートの確保は非常に困難ですが、幸いにもAustrian Audioには、その技術者、経験値、伝統が息づいています。

 

 

 

OC818

OC818

OC818は、世界初のワイヤレス・コントロール・オプションを備えたマルチパターン&デュアル出力コンデンサー・マイクロフォン。

CKR12デュアル・セラミック・カプセル、オーストリア・ウィーンでのハンドメイド、マルチポーラー・パターン、ハイパス・フィルター/パッドを搭載するフラッグシップモデルです。

PolarPilotアプリを使用すれば255段階での指向性チューンやリモート・コントロール、さらにPolarDesignerプラグインを使用すればクリエイティブなポスト・プロセッシングまでも実現します。

 

仕様

  • カプセル:CKR12デュアル・セラミック
  • 指向性:マルチパターン単一指向、超単一指向、無指向、双指向、プリセット
  • 周波数特性:20Hz ‒ 20 kHz
  • 最大SPL: 158dB
  • インピーダンス:275 Ohms (2x)
  • 感度(全方向):13mV/Pa
  • 電圧:48V (<4mA)
  • 出力:XLR 2基

 

OC18

OC18

ブラックボディーのOC18は、CKR6シングル・セラミック・カプセルを搭載したカーディオイド・モデル。よりシンプルで本質に迫ったコンデンサー・マイクロフォンです。

 

仕様

  • カプセル:CKR6シングル・セラミック
  • 指向性:カーディオイド
  • 周波数特性:20Hz ‒ 20 kHz
  • 最大SPL: 158dB
  • インピーダンス:275 Ohms
  • 感度(全方向):13mV/Pa
  • 電圧:48V (<4mA)
  • 出力:XLR

 

また、すべてのOC18およびOC818の個体感度差は1dB以内に調整されているため、どの2本を組み合わせてもステレオ・ペアとして利用可能な品質を保証しており、通常パッケージに加え2基セットにしたLive Setもラインアップしています。

 


 

製品詳細

価格、製品一覧、アプリケーション等の詳細についてはこちらよりご確認ください。

 

製品詳細を見る

 

Ambisonicsとは?

今話題のアンビソニックスの、概要と、製作方法を簡単に説明します。

アンビソニックスを知りたい方、制作を始めたい方必見。

 

VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、360度ビデオなど新しい体感型コンテンツの普及にともない、 音楽やサウンドにも同様の表現力が求められており、今まさに様々な試みが行われています。

サラウンドに高さの表現を追加しサウンドに包み込まれる立体的な音響を再現するイマーシブ・オーディオ、立体音響をヘッドフォンで聞くことのできるバイノーラルなど、様々な再生方法やそれらを実現するテクノロジーが開発され、私たちの身の回りでも採用が進んでいます。

その中でもYouTubeやFacebookに採用された「Ambisonics」(アンビソニックス)が現在大きな注目を集めています。

アンビソニックスを簡単に説明すると、次の3点に集約することができます。

  • アンビソニックスとは、イマーシブ3Dオーディオのフォーマットの一種
  • アンビソニックスでは、360°球体の音場で、録音と再生が可能
  • アンビソニックスは、シーンベースのフォーマット

アンビソニックスとは、イマーシブ3Dオーディオのフォーマットの一種

「イマーシブ」(Immersive)とは、日本語では「没入」とか「没入型の」と翻訳されます。つまりイマーシブ3Dオーディオでは、一般的なステレオやサラウンドでは得られない高い「没入感」に浸ることができます。

またアンビソニック以外の著名なイマーシブ3Dオーディオのフォーマットとして、ハリウッド映画で広く採用されている「Dolby Atmos」「DTS:X」、ヨーロッパで開発され音楽コンテンツのリリースが多い「Auro-3D」などがあります。

アンビソニックスでは、360°球体の音場で、録音と再生が可能

一般的なステレオ再生の場合、リスナーの前面から再生される平面的な音場ですが、5.1chや7.1chのサラウンドになると、リスナーを360°取り巻くようになります。さらに「Dolby Atomos」や「Auro-3D」といった3Dサラウンドの場合は、高さを加えたドーム型の半球面に音場が広がります。そしてAmbisonicsでは、360°全球面となり、リスナーをすべて包み込む球体が完成します。

アンビソニックスは、シーンベースのフォーマット

「シーンベース」(scene-based)とは何かを理解するためには、イマーシブ3Dオーディオ以外のフォーマットについて少し説明する必要があります。

イマーシブ3Dオーディオには、大きく分けて以下の3種類の方式があります。

  • チャンネルベース
  • オブジェクトベース
  • シーンベース(Ambisonics)

チャンネルベース

チャンネルベースとは、再生システム内のそれぞれのチャンネルに1:1で対応する再生方式です。

2台のスピーカーをつかって表現を行うステレオフォニックもチャンネルベースです。録音の段階から2台のスピーカーで再生することを想定し制作が行われています。
ステレオだけではなく、5.1chや7.1chといったサラウンドも基本的にはチャンネルベースで制作され、もちろんイマーシブサラウンドでもチャンネルベースの考え方を使うことができます。

主要なイマーシブ3Dオーディオのフォーマットである、NHKの22.2chマルチチャンネル音響や、ヨーロッパを中心に人気のあるAuro-3Dなどは、このチャンネルベース方式を使ったフォーマットとなります。

オブジェクトベース

オブジェクトベースとは、音源(音声信号)の他に音響メタデータを付随させリアルタイムに各スピーカーからの出力する音を計算して再生する方式です。

例えば頭上を通過するヘリコプターの音のような動きを伴う効果音に対して有効で、それぞれの音を「オブジェクト」として捉え、オブジェクトがどのように動き、その結果音量がどのように変化するかをスピーカーレイアウトにあわせてデコードを行い再生します。

Dolby Atmosでは、オブジェクトベースとチャンネルベースの両方を使ったフォーマットです。

シーンベース

シーンベースは、リスナーを取り巻く空間全体の物理情報を360°の全天球空間に記録再生する方式です。

シーンベースに属するAmbisonicsでは、マイクを使ってその空間の音場(アンビエンス)のすべてを360°の球体の中に取り込むこともできますし、個別に収録した音を自由に球体の中に配置し、オブジェクトベースのように自由に動かすこともできます。

またAmbisonicsの最大の特徴は、それぞれの音の動きや位置を球体の中に有したまま、その球体を自由に回転させることができます。この特徴によりVRコンテンツや360°動画などの音響として使われることが多い方式となっています。

Ambisonicsはスピーカーレイアウトに依存せず、チャンネルベースを含まないため、どのようなスピーカーレイアウトであっても1つのAmbisonicsフォーマットのファイルで対応することができます。

High Order Ambisonics

FacebookやYouTubeなどに採用されたことでAmbisonicsの音源を聴く環境が増えつつありますが、多くのAmbisonics音源はFirst Order Ambisonics、日本語では「1次アンビソニックス」と呼ばれるものです。

1次アンビソニックスでは全方位から聞こえる0次アンビソニックス(下図のW-channel)に水平方向、垂直方向、そして奥行きが加わります。

この状態でも上下・左右・前後という3次元の位置情報があるため、360度球体音場の再現は可能です。

ただしAmbisonicsの最大の特徴でもある音の動きや、球体音場の回転などを伴う場合ではそれぞれのチャンネル*の隙間が生じてしまい、音像の位置再現性が落ちてしまいます。
* ここでのチャンネルは、スピーカーの数ではなく空間を埋める方向とお考えください。

この問題を解決するのがHigh Order Ambisonics(通称:HOA)、日本語では「高次アンビソニックス」と呼ばれます。

IEM Plug-inを使用してAmbisonicsを制作するチュートリアルをご確認いただけます。

IEM Plug-in Suiteとは?

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MI7創立15周年ディスク Immersive Audio Reference Disk 「BLOOM OF SOUND」試聴会

BLOOM OF SOUND

全日 11:00-11:30 | MI7/Synthax

三橋 武
株式会社エムアイセブンジャパン B2Bセールス・ディレクター


エムアイセブンジャパン 三橋による、イマーシブ音源再生デモンストレーション。BluRay Diskに収められたイマーシブ音源を、BDプレイヤー、AVアンプ、Genelecの同軸スピーカーで組んだイマーシブ再生環境でたっぷりお聞かせします。BluRay Diskに収められた音源は、全て、Stereo / DTS-HD Master(5.1) / Dolby Atmos (11.1) / Auro-sD(11.1)にオンザフライで切り替え可能。異なるフォーマットの音質差を聞き比べることができる貴重な機会をお見逃しなく!参加者には抽選でディスクをプレゼント!

Genelec「Aural ID」とはなにか?

Okayasu

全日 12:00-12:30 | Genelec Booth

岡安 啓幸

音響作家/楽器デザイナー/プログラマー


「Aural ID(オーラル・アイディー)」とは ユーザーのパーソナルな頭部伝達関数(HRTF)情報をSOFA(AES69)というフォーマットでファイル化、ID化するサービスです。このファイルを利⽤することでヘッドフォンによるステレオ及びイマ ーシブ・コンテンツを正確にレンダリングすることが可能になるため、すでに多くの仮想現実(VR)とゲ ーム、オーディオのレンダリングエンジンでサポートされはじめています。このセミナーでは、Aural IDの概要から、SOFAファイルの説明、実際の使用方法まで、DSPの専門家であり、プログラマー/音楽家の岡安 啓幸に解説いただきます。Aural IDでのモニタリングがもたらすものは一体何なのか...? 是非このセミナーを通じて体感してください。

 

登壇者プロフィール
国立音楽大学にてコンピュータ音楽、作曲を学ぶ。
自身の創作で培ったデジタル信号処理技術を活かして、これまでにインスタレーション作品のサウンドプログラミングやミュージシャンへの特注楽器製作、ライブ演出システム製作などを手がける。
2016年にPROGRESSIVE FOrMよりアルバム Shin Sasakubo & Akiyuki Okayasu「invisible flickers」をリリース。
https://scrapbox.io/akiyukiokayasu/

次世代ネットワーク・オーディオ「AVB」ベーシック・セミナー

Max

全日 12:30-13:00 | MI7/Synthax Booth

Max Holtmann
RMEインターナショナル・プロダクト・マネージャー


米国電気電子学会(IEEE)が定める、次世代ネットワーク・オーディオ「AVB(オーディオ・ビデオ・ブリッジング)」は、MADIやDanteといった既存の伝送規格と一体どのように異なるのか?AVBを理解するための基本技術情報とプロフェッショナルの現場におけるメリットをわかりやすく解説します。

Immersive Audio : チャンネルベースからシーンベースまで
方法論 / マイクロフォン・テクニック / ワークフロー

Florian

全日 13:30-14:00 | Genelec Booth

フローリアン・カメラー
ORFオーストリア放送協会 サウンド・エンジニア / EBU PLOUDグループ 代表 / AES(Audio Engineering Society) メンバー


イマーシブ最前線の現場で世界的に活躍するORFオーストリア放送協会の録音エンジニア、フローリアン・カメラー氏によるイマーシブ・オーディオに関する本講演は日替わりテーマの三部作構成となっており、イマーシブの「今」を包括的に理解・体験することができます。

 

13日(水)

「チャンネルベース」と「オブジェクトベース」


それぞれのフォーマットのアプローチ方法やプロダクションの相違からみる、イマーシブオーディオの「現状」と「未来」。

イマーシブオーディオが我々にもたらす「未来」とは?

14日(木)

3Dフィールド・レコーディング:その実践の軌跡と実際の音源


フィールド・レコーディングのスペシャリストでもある氏が語る、フィールドにおける理想的なイマーシブレコーディングシステムに関する考察。レコーディング・アングルとプレイバック・アングルの解説はまさに目からウロコ。実際の音源と共に解説いたします。

15日(金)

「シーン・ベース:Ambisonics」


ゲーム、VRなどで使われる「Ambisonics」とは、どのような技術なのか? チャンネルベースやオブジェクトベースとは、どう異なるのか?そして、Ambisonicsの制作にはどのようなツールが必要になるのかをわかりやすく解説いたします。

 

登壇者プロフィール
ウィーン・ニューイヤーコンサートの録音エンジニアとしても活躍。1990年にオーストリア放送協会(ORF)に入社。1995年、プロダクションサウンドとポストプロダクションの分野でスタッフサウンドエンジニア(トーンマイスター)として就任。彼はDolby Surroundにおける初のORFプログラム “Arctic Northeast”をミックスし、以降ORFでのマルチチャンネルオーディオの各方面に携わる。 2008年秋、EBUグループPLOUDの議長に着任。ヨーロッパで、ピークレベリングの代わりとなるラウドネス正規化の導入に成功する。現在、特にイマーシブ・オーディオ(3Dオーディオ)を含むラウドネスとサラウンド音響に関するプレゼンと講演を、国際的に行っている。

PreSonus StudioLiveシリーズIII S ハンズオン・セミナー

Laz-Harris

全日 14:00-14:30 | MI7/Synthax Booth

Laz Harris ラズ・ハリス
PreSonus Audio Electronics APACセールス・マネージャー


ライブ、レコーディングに優れたミキシング体験を提供する米国PreSonus (プリソーナス)社の"StudioLiveシリーズIII S"をご紹介します。APACセールス・マネージャーのLaz Harris氏を迎え、大幅にパワーアップしたFLEX DSPやDAWコントロールなどの新機能を体験していただける内容となっています。また近日リリース予定の新製品のご紹介も予定しています。

GENELEC presents "Immersive Audio"

全日 14:30-15:00 | Genelec Booth

Mick沢口
沢口音楽工房 UNAMAS- Label 代表 / Fellow member AES and ips


録音芸術シーンを「ハイレゾ」「イマーシブ」という切り口で牽引するエンジニア Mick沢口氏が、今年7月にフィンランド ヘルシンキ郊外のシベリウス・ホールにて、GENELECがリファレンス音源とすべくイマーシブ・オーディオで収録した楽曲を、11.1ch(7.1.4) 192kHz/24bitの録り下ろしでご紹介いたします。制作にあたってはUNAMAS Labelとシンタックスジャパン・チームが機材も含め全面協力し現地でレコーディングを行いました。
また、プロデューサーとコントラバス(Cb)演奏は、GENELECの創業者である故イルポ・マルティカイネン氏さんの長男ユーホ・マルティカイネン氏が担当。本セミナーの冒頭にて、ユーホ・マルティカイネン氏もアーティストから見たイマーシブ・オーディオの魅力について話す予定です。乞うご期待!

 

登壇者プロフィール
1971年千葉工業大学 電子工学科卒、同年 NHK入局。ドラマミキサーとして「芸術祭大賞」「放送文化基金賞」「IBC ノンブルドール賞」「バチカン希望賞」など受賞作を担当。1985年以降はサラウンド制作に取り組み海外からは「サラウンド将軍」と敬愛されている。2007年より高品質音楽制作のためのレーベル「UNAMAS レーベル」を立ち上げ、さらにサラウンド音楽ソフトを広めるべく「UNAMAS-HUG / J」を 2011年にスタートし 24bit/96kHz、24bit/192kHz での高品質音楽配信による制作および CD制作サービスを行う。2013年の第20回日本プロ音楽録音賞で初部門設置となったノンパッケージ部門 2CHで深町純『黎明』(UNAHQ-2003)が優秀賞を受賞。2015年には第22回日本プロ音楽録音賞・ハイレゾリューション部門マルチchサラウンドで『The Art of Fugue(フーガの技法)』が優秀賞を、続く第23回では、ハイレゾリューション部門マルチchサラウンドで『Death and the Maiden』が優秀賞を受賞。さらに第24回日本プロ音楽録音賞の前同部門において最優秀賞を受賞、第25回日本プロ音楽録音賞・ハイレゾリュージョン部門「クラシック、ジャズ、フュージョン」において最優秀賞・スタジオ賞を受賞。日本プロ音楽録音賞4年連続受賞の快挙を成し遂げる……ハイレゾ時代のソフト制作が如何にあるべきかを体現し、シーンを牽引しつづけている。

ライブレコーディングの現場で「今」求められているもの

全日 15:30-16:00 | MI7/Synthax Booth

村上 輝生 Teruo "Mu-" Murakami
フリーランスエンジニア


TOTOのアルバム"FAHRENHEIT "でGold Diskを獲得したエンジニア、村上輝生氏 が考える「今」ライブレコーディングの現場で求められているものとは?
本セミナーでは、必須項目である高品位かつ安定した録音システムをどのように構築し運用しているのかをわかりやすく解説します。また、機材の話に留まらず、現場に入る前の準備や、入った後の現場でのコミュニケーションの取り方など、実際の現場から産まれてきた「生のティップス」を、エンジニア視線でご紹介します。ライブレコーディングを行なっているエンジニアだけではなく「録音」全般に関わる全ての関係者必見の内容です。

 

登壇者プロフィール
1955年1月生まれ。大阪芸術大学出身、1977年大学卒業と同時に財団法人ヤマハ音楽振興会入社。EPICURUSホールのPAエンジニアを担当。翌年先輩エンジニアに引っ張られてスタジオ入り、アシスタントとして修業を積み80年からEPICURUSスタジオのハウスエンジニアとして働く。1985年、スタジオを休職して単身渡米、LAにてTOTO、ドンヘンリー等を手掛け、TOTOのアルバム"FAHRENHEIT "でGoldDiskを獲得。帰国後、1986~1995までエピキュラススタジオのチーフエンジニアを務め、その後ヤマハ音楽研究所にて音、映像、MIDI、通信を融合した遠隔セッションや三次元リバーブの研究などを経て1999年に45才で独立。その後、フリーランスエンジニアとなり現在に至る。J-POP、JAZZ、クラシック、ゲーム音楽等、幅広くこなしながら国内外で精力的な活動を続けている。

世界初!ハイレゾ・アンビソニックスのアルバム制作について

Enatsu

全日 16:00-16:30 | Genelec Booth

江夏 正晃
株式会社マリモレコーズ 代表


「ハイレゾ+アンビソニックスで実際にアルバムを制作してみてわかったことをお話しします」
江夏氏は、なぜアンビソニックスという表現方法、しかも、現状最高次数である7次アンビソニックスを選んだのか?また、ハイレゾで7次アンビソニックスという制作環境をどのように構築し、そこにどのような苦労と気づきがあったのか?

アルバム「PIANO Pieces」(UNAMASレーベル/marimo RECORDS)の楽曲を、GENELECで組んだ11.1ch(7.1.4)の再生環境で実際に試聴しながら、前例のない制作から見えてきた貴重なお話を聞くことのできるのは、このセミナーだけです。どうぞお見逃しなく!

またバイノーラルでの再生について、GenelecのAural ID (SOFA)についてもご紹介します。

 

登壇者プロフィール
音楽家、DJ、プロデューサー、エンジニア。エレクトロユニットFILTER KYODAIやXILICONのメンバーとして活動する一方、多くのアーティストのプロデュース、エンジニアなども手掛ける。また株式会社マリモレコーズの代表として、映画音楽、CM、TV番組のテーマ曲など、多方面の音楽制作も行う。ヘッドホンやシンセサイザーのプロデュースなども手掛け、関西学院大学の非常勤講師も勤める。著書に「DAWではじめる自宅マスタリング」(リットーミュージック)などがある。

Softubeライブ&ワークショップ

Kabuki

13日(水), 14日(木) 17:00-17:30 | MI7/Syntahx Booth

Kabuki
音楽プロデューサー


スウェーデンのソフトウェアおよびハードウェア・ブランドであるSoftube(ソフチューブ)製品を用いたライブ&ワークショップ。新時代のミュージック・クリエーションをドイツ/フランクフルトの電子音楽プロデューサーKabukiがライブ・パフォーマンスを交え解説します。

 

登壇者プロフィール

ドイツ・フランクフルトを拠点に活躍する音楽プロデューサー。モジュラー・アーティストとしてジャングル/ジューク/ダブステップといった様々なジャンルを網羅した音楽作品を精力的にリリースする傍ら、Abbey Road Instituteでシンセサイザーの講師を務める。さらにソフトウェア・メーカーにおいては、サンプル・ライブラリーの制作や、ソフトウェア・シンセサイザーのプリセット・プログラミングにも携わっている。